除毛クリームのムダ毛処理の仕組み
除毛クリームは「医薬部外品」の厳しい基準をクリアして認定されないと発売することはできません。
そして、除毛クリームの主成分はチオグリコール酸カルシウムです。
人間の毛は硬ケラチンからできておりますが、これは、アミノ酸が4つの種類の結合(ペプチド結合・シスチン結合・イオン結合・水素結合)の仕方をすることで構成されております。
除毛クリームは、この硬ケラチンだけに作用するため、皮膚へのダメージを最小限に抑えることができます。
この硬ケラチンに特に多い結合が「シスチン結合」です。
そして、除毛クリームの主成分であるチオグリコール酸カルシウムは、このシスチン結合をほどくための成分なのです。
その程度は、拭き取ったり洗い流したりできるレベルまで行われるので、簡単にムダ毛処理ができるのです。
すなわち、除毛クリームは毛のみに特化して作用し、皮膚のタンパク質への作用を最小限にするよう作られているのです。
それでも、肌への刺激が全くないというわけではありませんが、皮膚が溶けるという程のものではありませんので、重大な副作用などの心配はありません。