失敗しないレンタルオフィス選び
■完全個室か?半個室か?
部屋のタイプは、完全に外部と遮断されたプライベート個室のタイプと壁の上部が空いている半個室のタイプがあります。
完全個室タイプは、外部と遮断されているため周辺の音などを気にする必要がありません。
その一方で、個別に空調や火災報知機などの設置が必要なため、コストが割高になります。
半個室タイプは、壁の上部が空いているため、音の問題が発生します。
特に、隣の利用者が電話をガンガンかけるようなタイプの人だと、かなりストレスを感じることになるでしょう。
しかし、完全個室のように空調を部屋ごとに設置する必要がないので、それだけ価格は低くなりますが、室温は自分でコントロールできないというデメリットあります。
■空調は?
完全個室は、個別の空調が付いているため、快適に使えます。
ただ、完全個室でもオフィス全体の空調を引いている場合は、温度の調節が全くできなくなります。
半個室の場合も、オフィス全体の空調で室温調整をするため、どんな温度なのかをしっかりとチェックしておく必要があります。
また、夜には空調が切れるというレンタルオフィスがあります。
例えば、24時間営業のレンタルオフィスで、スタッフの人がいなくなる時間に合わせて空調が切れる場合があります。
その際、希望しても空調が切れたままというケースもありますし、延長することができるが、その分、料金が発生するというケースもありますので確認が必要です。
■共益費は?
賃料に含まれているのか、別料金なのかをしっかりチェックしましょう。
賃料格安をうたっても、共益費が別に請求されてしまい、合計するとそれほど安くないというケースもあるため、トータルでどれくらいの料金を支払う必要があるのかをチェックしましょう。
■営業時間は?スタッフはいるのか?
理想は、いつでも都合の良い時間に入退室できる24時間営業が良いでしょう。
しかし、24時間営業している分光熱費が掛かってしまうため、賃料や共益費に転嫁されてしまいます。
また、スタッフがいるのか?いる場合は何時から何時までいるのかというチェックも必要です。
特に、夜遅く女性一人がレンタルオフィスに残るという場合はセキュリティ体制がしっかりしていることが大前提となります。
■法人登記に費用がかかるか?
法人を設立する場合には法人登記をする必要がありますが、その場合は別途費用が必要なレンタルオフィスもあります。
■郵便物の取り扱いは?
郵便物の取り扱いは、運営側からするとかなり手間がかかるので省きたいところですので、どこまでサービスを提供してくれるかチェックしましょう。
よくあるのが、スタッフはおらず、割り当てられた専用ポストに郵便局員が投函するタイプのレンタルオフィスです。
この場合、郵便物は自分でそのオフィスまで取りに行く必要があるため、時間のロスになります。