加湿器の種類と方式

加湿器は、その「加湿方式」によって、大きく3つのタイプに分けられますが、それぞれに特徴があります。

■スチームファン式(加熱式)の加湿器
水をヒーターで加熱して沸騰させ、蒸気に変える方式で、やかんでお湯を沸かして沸騰させるのと同じ原理です。

白い蒸気が勢いよく出るので、いかにも加湿しているという感じがします。短時間で湿度を上げたい場合には適しています。

蒸気はファンを使って送り出すタイプが主流で、共働きや一人暮らしなど、家にいることが少ないため使用時間が短い方にお勧めす。

■気化式(ヒーターレスファン)式の加湿器

水を含んだフィルターに、ファンで風を送って気化させる方式です。

これは、洗濯物を乾かしたり、水に濡らしたバスタオルを使って加湿したりするやり方です。

ヒーターを使用していないので、吹きだし口が熱くならない上に、送風だけなので消費電力が少ない(15W∼30W程度)ことから、1日の大半を家で過ごしたり、小さい子供さんがいたりするなどの理由で、長時間使う方に適しております。

最近は、節電意識の高まりもあって、この方式の製品が増えているようです。

■ハイブリット式(加熱気化式)の加湿器

湿度が低い時は、フィルターに含んだ水分に温風をあてて加湿量を多くし、湿度が安定するとヒーターを切って送風することによって加湿を一定に保つタイプです。

消費電力は気化式より大きいですが、加熱式よりは小さく、また、加湿パワーも両者の中間で、機能とコストのバランスがよい加湿方式と言えます。

省エネ性は重視したいが、加湿スピードの速さも必要という人にはオススメです。

 

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