なぜ、記憶力の低下には個人差があるの?

一度会った人の名前をすぐ忘れてしまう、テレビや新聞で言っていたことが思い出せない、時計をどこに置いたか忘れてしまった、などなど、もの忘れが多くなってきたなと感じることはありませんか?

ついつい、「年だから仕方がない」と考えてしまいがちですが、その原因は必ずしも年齢による記憶力の低下であるとは限りません。

世の中には。年齢を重ねても記憶力が衰えていないという人も沢山おります。

近年の研究によると、認知症などの病気でない限り、記憶力は若いときとそれほど変わらないということも分かってきております。

では、なぜ、同じ年齢なのに記憶力に差が出てしまうのでしょうか。

それは生活習慣によるところが最も大きいと言われています。

そもそも記憶力は、脳の海馬という組織に蓄えられますが、それが、寝ている間に情報を整理整頓して大脳皮質に記憶として蓄えられます。

新しい情報は海馬に、また、古い情報は大脳皮質というように、脳機能を駆使して情報を記憶するため、脳に常に栄養を送り整えておく必要があるのです。

しかし、栄養の偏った食生活、睡眠不足、運動不足などによって生活習慣が乱れると、脳の自律神経が乱れて、脳の働きを抑制してしまうのです。

 

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