高速と低速ジューサーの違い
ジューサーは、野菜や果物を搾って水分と搾りカスに分離するための、ジュースを作ることに特化した調理器具です。
ジューサーには大きく分けて、高速回転式と低速回転式の2つのタイプがあります。
まず、高速回転式は、1分間に約1∼2万回転の高速でカッターの刃を回転させて食材を削り出し、削った後に、繊維質と水分に分離させていくというタイプです。
これに対し、低速回転式の場合は、その名のとおり1分間に数十回転という低速で回転しながら、食材を削らずに搾っていくため、手で搾るのとそれほど変わらないジューサーですが、これが今、美容と健康に気を使う女性 たちから、注目を集めているのです。
低速回転式ジューサーの最大の魅力は、野菜や果物の栄養素をできるだけ壊すことなく摂取できることです。
高速回転式だと、金属製の刃を高速で回転させて遠心力で搾りカスを分離させていくため、回転時に摩擦熱が発生して、熱に弱い栄養素や酵素がどうしても壊されてしまいます。
その点、低速回転式はじっくりと搾り出されるため、熱の発生量が少なく、それだけ、栄養素の破壊が少なく、生きたままの酵素が摂取できるのです。