浮気による慰謝料の相場と算定要素
普通のサラリーマンの場合だと、慰謝料の一般的な相場としては、財産分与と慰謝料を合わせて200万∼500万円となるケースが多いようです。
慰謝料の算定にあたって考慮される要素としては、
■有責性の度合い
配偶者にどれだけの非があるかです。
もし、離婚の原因が配偶者の浮気だったとしても、自身が夫婦関係を拒んでいたという事実が証明されると、不利に働く場合があります。
■精神的苦痛の度合い
配偶者の浮気が原因で心を病み、通院や入院などをして精神疾患と診断された場合などは、算定に影響を与えます。
■財産分与の金額
本来、財産分与と慰謝料は全く別物ですが、財産分与の金額が高くなると、慰謝料の算定額は低くなるというケースもあります。
■資産状況
配偶者の経済状況も算定額に影響します。その他、婚姻期間や子供の有無、別居期間をはじめ、様々な要素を元に算定されます
なお、慰謝料には時効があり、3年となっていますので、浮気調査で浮気の証拠を押さえたら、時効にも注意して、慰謝料請求を行うことが大切です。