日常生活における効果的な除菌方法
感染症の予防だけでなく、食事前の手を清潔にするためにも、除菌は毎日の生活に欠かせないものです。
日常に潜む菌やウイルスを撃退するために有効な除菌方法としては、
■手洗い
手や指についたウイルスは洗い流すのが効果的ですので、日常的に正しい方法で手洗いを行いましょう。
@しっかりと泡立てた石けんやボディソープで、10秒もみ洗いをする。
A流水で15秒すすぐ。
流水での手洗いを15秒行えばウイルスの数は1/100に、石けんやハンドソープで10秒もみ洗いした後、流水で15秒すすぐとウイルスの数は1/10000にまで減らせます。
親指、指先、指の間は洗い残しが多くなりやすい部分ですので、爪の間や手首も含めて念入りに洗うようにしましょう。
■アルコール消毒
手洗いができない場合はアルコール消毒で除菌しましょう。
そのやり方は、
@消毒液を手に取り、手のひらを擦り合わせる
A両手の指先、指の腹を手のひらで擦る
B片方の手の甲を、もう片方の手のひらで擦る
C指を組んで、指の間を擦る
D片方の親指を、もう片方の手で包んで擦る
E両方の手首を擦る
消毒する際は、使用量や塗りこみが不十分な場合が多いので注意が必要です。
15秒以上こすり合わせられるほどの量を、指先までまんべんなく塗ることが大切です。
濃度はできるだけ60%以上で、可能であれば70%以上95%以下が効果的とされています。
保湿成分が配合され、手指にやさしく塗り広げやすいジェルタイプなどもあります。
手以外にもドアノブ、リモコン、スマホなどのよく触る場所は除菌が必要です。
また、テーブルや椅子、洗面台やトイレなども菌が多い場所ですので、スプレータイプやシートタイプなど場所によってアイテムを使い分けながら除菌しましょう。