睡眠と枕との関係は?
旅先などで、枕が合わないために中々眠れなかったという経験ありませんか。
このため、旅行に行く場合は、わざわざ、日頃自分が使っている枕を持っていく人もおります。
また、枕が合わずに、何個も試してみたけれども、どれが合うのか良く判らないという人もいます。
このように、自分に合った枕を探すのって、意外と難しいものなのです。しかも、枕が合わないと、体をゆがめたり、眠れなくなったりする原因になってしまうんです。
枕の歴史は数百万年前といわれておりますが、枕がなかった時代には、腕や手を枕にしていたのかもしれません。
最初は、石や草を枕にし、その後、生活様式の変化に伴って、動物の毛を使ったり、木や竹で枕を作ったりなどしたようです。
日本でも、弥生時代には木の枕を使っていたことが判っておりますが、さらに、床で眠る生活や、ちょんまげといった髪型によって箱枕という独特の枕が誕生しました。
箱枕は硬くて高さがあるため、現代人から見れば、こんな枕で良く寝られたなと感心するのですが、当時の人にとっては、髪型を守るためには必要だったのでしょう。