花粉症の症状は?
花粉症の症状の代表的なものは「くしゃみ」「鼻みず」「鼻づまり」「目のかゆみ」です。
異物(花粉)が鼻から侵入すると、その異物を外に追い出したり、体内に入りにくくする為の生体防御反応として「くしゃみ」「鼻みず」「鼻づまり」が現れますが、アレルギー反応によって、これらの症状が過剰に現れるのが花粉症の症状です。
花粉症の「くしゃみ」は発作のように連続して起こり、その回数が多いのが特徴です。
風邪の場合だと、長くても1週間もすると治まりますが、花粉症の場合はシーズン中続きます。
また、風邪の鼻水は粘り気がある黄色いものですが、花粉症の鼻水は水のようにサラサラしています。
花粉症で一番辛いのは「鼻づまり」でしょう。昼間、鼻がつまると気になって勉強や仕事を集中して出来なくなり、鬱陶しい時間を過ごさなければなりません。
特に辛いのは夜寝る時です。
鼻で呼吸できないため口を開けて呼吸するしかありませんが、そうすると、行をするのが苦しい上に、口の中が渇いてザラザラするため、夜中に何度も目が覚めてしまい、結局は睡眠不足のまま夜明けを迎えることになります。
目のかゆみも強く出るため、手で擦って瞼が腫れたり、充血を引き起こしたりします。
そして、花粉がのどから気管に入ると、たんの出ない乾いたせきが続き、重症になると気管支の粘膜が腫れ、のどの痛みや呼吸困難が起こることもあります。
皮膚に花粉がつくことによって、肌が荒れたり、耳の中に花粉が入って耳にかゆみが生じることもあります。
花粉症の症状が重くなると、ぼーっとして熱っぽくなり、倦怠感や頭が重いといった全身症状をともなう場合もあります。