枕の素材
枕は汗の処理(吸湿、発散性)と言う重要な役割を果たします。季節に関わりなく、人は深い眠りに入るまでに、約コップ1杯分(180cc)の汗をかきます。
それは、体温を下げないと深い眠りに入ることができないためです。
汗の処理が不十分な枕を選んでしまうと、いくら理想的な高さがあっていても、いくら感触が気持ち良くても、深い眠りに入ることはできません。
枕の高さは、たとえ理想よりも低い枕であっても、タオルなどで微調整できますが、素材だけはどうにもなりません。
このため、汗の処理(吸湿、発散性)に優れた素材のものを選ぶことが大切なのです。
肩こりや、汗疹、湿疹など皮膚炎の大敵は蒸れです。
ポリエステルやビーズ、ウレタンなどの化学繊維の枕を使用していて、肩こりや首痛で悩んでいる方はいませんか?
化学繊維の枕は、感触や肌触りは良いのですが、吸湿性や発散性が殆ど無いため、長時間使用すると蒸れてしまいます。
ですから、肩こりに悩んでいる方や肌の弱い方は注意が必要です。
枕の素材として一番優れているのは、薬品や樹脂を一切使用していない天然素材です。
特に、羽根枕と駱駝(ラクダ)枕は、驚くほど蒸れずにいつもさわやかで、夏でも冬でもオールシーズン快適な湿度を保てる、まさに理想の枕です。
また、自由自在に高さが調節が出来る、植物繊維の中で最も定番の「そばがら枕」もオススメです。