枕の高さ

枕は、寝ている時に、敷きふとんと頭部・首部の間にできる空間を埋める役割を果たしますので、立っている時の自然な姿勢を、寝ている時にも保てる枕が理想的です。

低すぎる枕だと、頭部が下がり、あごが上がった状態になるため、頭に血が上り、一種ののぼせ状態となって寝つきが悪くなります。

また、脳への刺激が増えて不眠気味になり、寝つきが悪い、顔のむくみ、貧血、不眠症、首筋の痛みと言った症状が出ます。

逆に、高すぎる枕だと、頭部が上がり、あごが引けた状態となるため、気道が圧迫されて、いびきを引き起こすだけではなく、呼吸が妨げられて酸素不足に陥り、深い眠りに入ることが出来なくなります。

さらに、後頭部から首筋や肩にかけての血行も悪くなり、頭痛、肩こりの原因や、女性に大敵の首のシワが増えてしまいます。

その結果、頭痛、肩こり、首のシワ、寝ちがえ、いびき、不眠症、首筋の痛みと言った症状が出ます。

低すぎる枕、高すぎる枕の代表的な症状が出るようであれば、今使っている枕が自分に合ってない可能性が高いです。

理想の枕の高さは、細身の人や首が長めの人は2.5∼3.0cm、標準の人は3.0∼4.0cm、体格の良い人は、背中の肉づきを考え4.0∼5.0cmです。

枕の高さが自分に合っているかどうかを確認するためには、実際に左右に寝返りをしてみましょう。

枕の高さが自分に会っていれば、スムーズに寝返りが出来るはずです。

もし、高さ選びで迷った場合は、低い方を選ぶことです。枕が低ければ、補助シートやタオルなどを枕の下面に敷き、枕カバーで固定することによって高さを調節出来ますが、高い枕を低くすることは出来ないからです。

 

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