寝返りと寝姿勢
寝返りは、睡眠中の一定の姿勢から起こる血行不良を防ぎ、深い眠りにつくためにはとても大切な動作です。
この寝返りはレム睡眠の前後に多発します。
昼間の筋肉の疲れをとったり、脊柱の歪みを矯正したりするために起こるもので、一晩に20∼40回くらい寝返りを繰り返します。
そして、この大切な寝返りをスムーズにするためには、布団が蒸れないことが重要です。
布団が蒸れると、寝返りを妨げるどころか深い眠りにつきやすい環境まで保てなくなってしまいます。
次に、寝姿勢は、直立した状態をそのまま横にした状態が良いと言われております。
健康な人が立った時の背骨のS字形の曲がりは、普通4∼6cmですが、寝て気持ちの良いと感じる背骨の曲がりは、2∼3cmとされております。
仰向だと、その状態が保てますが、横向きだと、片側の肩や腰に過度の負担をかけてしまいます。
また、うつ伏せだと、首や腰に過度の負担をかけてしまうだけでなく、寝返りを妨げてしまいますので、首や肩、腰の弱い方は、出来るだけ仰向けで眠りにつくようにしましょう。