ダニ対策の布団の干し方
人生の3分の1を過ごすと言われる布団の中ですが、この布団の中には、アレルギーの原因となるダニやハウスダストがたくさん存在しています。
ダニは高温多湿の場所を好みますので、布団は人の体温で温かいですし、寝ている間に人間がかいた大量の汗を吸い込んでいますから、布団はダニの楽園ともいえるのです。
ダニ(ハウスダスト)アレルギーの子供の症状を改善させるためには、このダニの楽園状態を無くすることが大切です。
その一番簡単で効果的な方法は布団を干すことです。
天気が良い日には布団を天日干ししましょう。もちろん毎日干す必要はありませんが、少なくとも、週に一回のペースで干しましょう。
また、布団本体だけでなく、シーツ、枕カバー、布団カバーを清潔に保つことも大切ですので、これらは、週に1回は洗濯機で洗いましょう。
ダニは高温多湿な環境を好みます。これは、逆に言えば、乾燥した環境が嫌いだということですから、布団を干すときも、乾燥した状態を作り出すことが大切です。
その裏ワザは、干した布団の上をすっぽり覆う黒いビニールや布を被せることです。
これによって、布団の中の温度を上げ、なおかつ乾燥した状態を作ることができるため、ダニは動けなくなってしまい、フンを出すこともできなくなります。
ただ、注意したいことは、布団は長い時間干せば干すほど良いと言うものではないことです。
たしかに、日光に当てれば当てるほどダニを撃退することはできますが、同時にこれは、布団の綿を傷めてしまうことにもなります。
布団を天日干しするのは2∼3時間で十分です。真夏の日差しの強い日では、1∼2時間でも十分だそうです。
布団を干すベストな時間帯は、一番空気が乾燥している10時∼15時くらいです。
朝早過ぎると湿気が残っていますし、夕方以降は湿度が上がってきますので、この時間帯に布団を干すことはなるべく避けましょう。